【感想】JOKER – ジョーカー【洋画】

映画

ホワキンフェニックス主演、トッドフィリップ監督のジョーカー見ました!

アカデミー主演男優賞受賞のホワキンの演技はすごい! ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞受賞作にも輝いた作品です。

ずっと見たかったけどなかなか見れなくてやっと見れた!!

すごく好きな映画になりました。

ただ、ダークナイトのヒースレジャーのようなジョーカーを想像して見に行くのはNGです!

あくまで別作品ですので、その点要注意です

あらすじ

ヴェネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞した衝撃の作品。

アメコミのスーパーヒーロー、バットマンの宿敵ジョーカーを主役に、コメディアンを夢みる心優しい男が、いかにして悪のカリスマへと変貌を遂げていったのか、その哀しくも恐ろしい心の軌跡を重厚な筆致で描き出す。

主演はホアキン・フェニックス。共演にロバート・デ・ニーロ、。監督は「ハングオーバー」シリーズのトッド・フィリップス。

大都会の片隅で、病気の母と2人でつつましく暮らしている心優しいアーサー・フレック。コメディアンとしての成功を夢みながら、ピエロのメイクで大道芸人をして日銭を稼ぐアーサーだったが…。

感想 おすすめ見どころ(ネタバレあり)

ホワキンフェニックスの演技

ホワキンの演技はまさに怪演、すべてにおいて素晴らしかったと思います。

まず、役作りから23Kgの減量をして、あばらが浮いている体形になってたことからすごかったし、ホワキンフェニックス演じるアーサーは脳と神経の損傷から、緊張すると笑ってはいけなかったり、笑いたくないときに笑ってしまう。その演技もやるせなくて、つらくて、狂っていてヤバかったです!

演技の上手さの根底には、やはりホワキンが19歳の時にオーバードーズで亡くなった、お兄さんのリヴァーフェニックスの存在があったのは間違いないでしょう。

フェニックス一家は両親がカルト宗教の熱心な信者で一般的な普通の家庭ではありませんでした。

そんな中、路上でパフォーマンスなどをして生活費を稼いでいたらしいです。

そしてリヴァーフェニックスが「スタンドバイミー」に出演して一気にスターになります。

さらに、「マイオウンプライベートアイダホ」ではヴェネツィア国際映画祭主演男優賞を獲得してます。

そんな兄の存在を一番近くにいた弟ホワキンが役者として、素晴らしくなるのは必然でしょう!

「クリームの「ホワイトルーム」が流れるところ

ロバートデニーロ扮する、マレーとジョーカーがトーク番組で話しているシーンはこの映画の言いたいことを詰め込んだシーンになっています!
「自分を偽るのはもううんざり」「喜劇なんて主観だろ、マレー」「自分で決めればいい、何を笑えるか、笑えないかを」「誰一人として他人のことなんて気にかけたりしない」「おまえらはおとなしくさえしてればいい」「ウェインみたいなやつらが僕みたいな人間の気持ちを考えるか?いいかお前らは黙ってただおとなしくしてればいいんだ、お前らはオオカミみたいには生きられないって」

このようなやり取りがジョーカーとマレーの間で行わているところはのけ者にされたことのある視聴者はみな高揚するシーンではないでしょうか!

貧しいもの、障害を持ったもの、最底辺の者たちは社会からいじめられる。心を病んで見捨てられゴミみたいに扱われることにうんざりした者たちは反旗を翻し、いじめる側に回る、社会をぶっ壊すことを選ぶ。喜劇なのか悲劇なのかを自ら決める。

俺たちのことは気にもかけずにきれいな格好できれいな映画館でチャップリンのモダンタイムスを見ているような富裕層の奴らに報いを受けさせる、俺たちがどんな気持ちでいたかどんな扱いを受けてきたかを知らしめてやる。

このトークショー最後に、ジョーカーはマレーを撃つ。

そしてジョーカーを乗せたパトカーが映るシーンで流れる Cream「White Room」 

震えるほどにかっこいい!!

Creamはエリッククラプトンがいた最高にかっこいいバンドです!

ブルースロックとサイケデリック・ロックを融合させたサウンドが特徴のスーパーグループ。

私はもとからこの曲が大好きだったので流れた瞬間、ガッツポーズをしたくなりました!

「タクシードライバー」と「キングオブコメディ」

このジョーカーという映画は実はロバートデニーロとかなり深い関係です。

知っている人は知っていると思いますが、「タクシードライバー」と「キングオブコメディ」というロバートデニーロ主演・マーティンスコセッシ監督の作品からのオマージュが散見されます!

なので、ぜひ、ジョーカーを見終わった後に「タクシードライバー」と「キングオブコメディ」を見てからもう一度「ジョーカー」を見てみることをオススメします!

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